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Author uchida

CloudEndureでオンプレミスのUbuntuをAWSに移行してみる

2020/01/16

参考

前提条件

  • 通信要件
    • 移行元(ソース)-> CloudEndure : 443
    • 移行先(AWS) -> CloudEndure : 443
    • 移行元(ソース) -> 移行先AWS(AWS) : 1500
  • ソースマシン
    • ルートディレクトリに2GBの空きがあること
    • /tmpに500MBの空きがあること
    • メモリに300MBの空きがあること
    • Python2.4以上、またはPython3.0以上を使用できること
    • dhclientがインストールされている

流れ

  1. CloudEndure アカウント作成
  2. CloudEndure 初期設定
  3. CloudEndure レプリケーションサーバの設定
  4. ソースマシンにAgentをインストール
  5. AWSにレプリケーションサーバを作成
  6. AWSでテストサーバを起動
  7. AWSで最終的な移行サーバを起動
  8. お掃除

CloudEndure アカウント作成

  • Sign up for your CloudEndure account
  • メールアドレスとパスワードを設定し、アカウント作成
    • パスワードは最低8文字, 大文字小文字記号を少なくとも1つは含む

CloudEndure 初期設定

  • 初回ログイン後、IAMのアクセス情報を登録
  • リンクのポリシーでIAMを作成し、登録を行う

CloudEndure レプリケーションサーバの設定

レプリケーションサーバ : 移行作業を行うためのサーバであり、このサーバは後々消える

設定内容については移行先の環境によって適宜、正しい値を入力する。
今回は下記のように設定

  • MigrationSource : Other Infrastracture
  • MigrationSource : AWS Asia Pacific
  • Instance Type : m5.large
  • Subnet : InternetGatewayが設定されたPublicなサブネット

AWSでは、Port 1500でAgentからデータを受け取る必要があるため、Publicなサブネットである必要がある。

ソースマシンにAgentをインストール

CloudEndureの設定が終了後、How To Add Machines の情報をもとに、ソースマシンにAgentをインストール。

$ wget -O ./installer_linux.py https://console.cloudendure.com/installer_linux.py
$ sudo python ./installer_linux.py -t <<Agent Installation Token>> --no-prompt
...略...
Installation finished successfully.

AWSにレプリケーションサーバを作成

ソースマシンにAgentが正常にインストールされると、CloudEndureにMachineが追加され、
同時にAWSに先ほど設定した内容でレプリケーションサーバが作成される。
エラーが発生した場合はメッセージを確認して対応する。

  • 確認点(例)
    • 必要なポートで通信可能か
    • AWSのsubnetはパブリックか

レプリケーションサーバが正常に起動すると、CloudEndure上でMachineが下記のようになる。

  • DATA REPLICATION PROGRESS : Continuous Data Replication
  • STATUS : 黄色フラグマーク

AWSでテストサーバを起動

BLUEPRINT : 移行したサーバを起動する際の設定

  • レプリケーションサーバからテスト用のサーバを起動するために、BLUEPRINT の設定を行う
    • 内容は通常のEC2を起動するときと同様のため割愛
  • BLUE PRINT の設定後、LAUNCH TARGET MACHINE > TEST MODEでテストサーバを起動
  • 進捗状況は左メニューの Job Progress から確認可能
    • Converterインスタンスが起動する
    • Converterインスタンスが終了し、移行対象のインスタンスが起動する
    • 移行対象のインスタンスは途中、停止/起動したりする
    • Job Progressjob finishedになると完了
  • テストサーバで挙動確認を行う
    • デフォルトのセキュリティグループは1500しか空いてないので、適宜調整

AWSで最終的な移行サーバを起動

カットオーバー : システムの稼働開始

  • テストサーバで問題がなければ、CloudEndureで対象マシンをLAUNCH TARGET MACHINE > CUTOVER MODEで起動
  • 進捗状況は左メニューの Job Progress から確認可能(プルダウンで切り替えが必要)
  • テストサーバと同様の手順で作成が行われる

お掃除

移行対象のインスタンスが起動し、問題がなければ、最後にお掃除。

  • CloudEndureで対象のマシンでRemove 1 Machines from This Consoleを実行
  • レプリケーションサーバやテストサーバ、その他不要なボリュームなどを削除してくれる
  • 最終的にカットオーバーの時に作成されたインスタンス、ボリューム、スナップショット、セキュリティグループが残る

終わり

ここまでくれば後はAMIを取って、クラウド上で好き勝手できます。
すんごい便利。
お掃除までしてくれるところがとても嬉しい。

uchida

uchida

福岡でWebエンジニアやってます。PHP, クラウド, インフラあたりが好き。