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Rollouts for EAS Update
iOS・Androidのストアアップデートにある段階的リリースのOTAアップデートバージョン。 これまでのOTAアップデートでは100%のユーザーに配信されていたが、全体の20%のユーザーにのみアップデートを配信するといったアップデートが可能
ただ、まだ開発者プレビュー版のため、本番導入はおすすめしないとのことなので、本格的に使えるのはまだ先になりそう。
npx eas-cli@latest
を使用するか、 eas-cli
のバージョンが4.0.0以上であれば使用可能。
useUpdates() API for expo-updates
OTAアップデートをハンドリングしてくれるexpo-updates
モジュールをいい感じにラップしてくれたhooksが登場した模様。
これをhooksが使えるようになると、OTAアップデートのハンドリング周りのアップデートがあればアップデートする・アプリがフォアグラウンドに移行したら、アップデートがあるか確認するなどのコードがコンパクトに書けそう。
ただ、こちらもまだα版とのこと。
Single Sign-On (SSO)
EAS Enterprise向けの、EASへのSSOが可能に? EAS Enterprisseを利用していて、開発者も多い案件なんかでは活躍しそう。 現在は、IDプロバイダーのサポートは Oktaのみだが、今後増えていくとのこと。
Expo Orbit: Download and launch builds
macのメニューバーからデバイス・easビルドインストール・起動ができるメニューバーアプリ。 これ非常に便利で早速使って、早速気にってます。 iOSはeas cliからシミュレーターの起動もできましたが、Androidは先にエミュレーターを起動させて置く必要があり、これが地味にめんどくさかったのですが、Expo Orbitを使うと複数エミュレーターの動作検証なんかがかなり捗ります。
Preview: fully customizable builds on EAS Build
eas buildがより柔軟になり、buildステップの途中でテストを組み込みなどができるようになった模様。 Build lifecycle hooksで似たようなことは、できたけど、今回は.eas/buildのディレクトリにyamlファイルを設置して、フルカスタマイズしたビルドプロセスを構築できる模様。 また、yaml以外にもJS・TSでのビルドステップも書くことができるみたい。GAは2023末 or 2024年初頭予定。
Proof of concept: expo-sqlite integration with CR-SQLite
Local-first software You own your data, in spite of the cloud を実装するためのPoC的なもの? これを使うと、ローカルとクラウドで整合性を取りながらいい感じにデータの管理をしてくれるみたい。テキストエディターアプリを作る時などに、オフライン時のハンドリングに活躍しそう。
Proof of concept: Expo CLI Dev Tools Plugins
React Native 0.74移行では、 FilpperがReact Native Coreから削除され、Devtoolが推奨されるため、Expo49ではネットワークリクエストのデバッグがサポートされる予定。更に今回FlipperのプラグインをExpo Dev Toolsで動くようになった検証を行っている模様。デモを見たところ、patch-packageで力技で、動くしたって感じに見える。これも実際に使う日はまだかなり先になりそうな予感。
雑感
launch partyなのでPoCやα版が多いですが、中でもExpo Orbitは今すぐにでも使えて、開発効率が上がりそういいですね。実務でガンガン使っていこうかと思います。
Masayuki Yamaji
Fusicの一番年老いた山路です。