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この記事のターゲット
- 現在はMiroを利用しているものの、Figmaも社内で利用されていて乗り換え迷い中
- Miroとは違うコラボレーションツールを知りたい
- 単純に新しいツールのことを知りたい
などなど
そもそもFigJamとは?
Figma社が4月のカンファレンスで発表したオンラインホワイトボードツールです。(公式サイトはこちら)
🚀 Just announced at #Config2021: FigJam.
— Figma (@figmadesign) April 21, 2021
FigJam is a new online whiteboard for teams to ideate and brainstorm together.
Check it out: https://t.co/pu0SjB4Op1 pic.twitter.com/4SVMKlM1rQ
完全にMiroの競合ツールですが、それぞれに相性の良し悪しがあると思うので、今回はFigJamの導入を検討している方の後押しになるような内容です。
(2021年6月現在、2021年中はβ版を無料お試しできるので是非使ってみてください)
使用してみた所感
Miroと比較した所感は、大枠はMiroと大差ないものの、細々とした点でMiroとは異なる特徴が見受けられるので、機能面だけで議論すると好み判断でも良いかなあという感じです。ただ、私に限りかもしれませんが、最近「Miro重い…全然開かない…」という状況があるのに対してFigJamは今の所とても軽快です。
導入ハードル
普段Miroやその他のツールをどの程度使用しているかにもよると思いますが、Miroをなんとなく趣味や業務のメモ程度で使っているレベル感の方であれば問題なく操作できると思います。業務でざくざく使いこなしている方は、ショートカットキーが少し違うなどの差異を除けば直感的に実現したい操作ができる気がします。(完全に個人の見解です)
チュートリアルを覗いてみる
私は普段Miroを自分のメモ程度に使うレベルで、様々な機能を使いこなしたりたくさんの人とコラボレートしたりなどは多くありませんが、その温度感であればFigJamでも十分に求める役割を果たしてもらえると思っています。
チュートリアルでは基本的な機能がすぐ直感的に使えるように、図説と一緒にショートカットキーをレクチャーしてくれる構成になっています。スライドは全部で5枚だけですが、それを網羅すれば私にとっては必要十分でした。
いくつかピックアップしてみます。
Miroでもおなじみのスティッキー機能。作成者のアカウント名が右下に印字されるのが地味に便利だなと個人的に感じました。(あと複製もショートカットでできることを知って楽!となりました)
オブジェクト同士をつなぐ矢印機能もオンラインホワイトボードではお馴染みですが、線の中央にテキストを挿入できるのが便利ですね。
個人的にはスタンプ機能がブレストやワークショップで投票したり意思表示をするのにとても活用できそうだなと感じてお気に入り機能になりました。
その他にも操作方法やショートカットが紹介されているので、興味のある方はぜひ見てみてください。
FigJamを利用する利点
機能面だけで見れば必要に応じてなりお好みなりで選べると思いますが、あえてFigJamを導入する利点を考えてみました。
- Figmaのデザインデータを、構造そのまま貼り付けられるのでFigJam上で編集ができる(Figmaを使い慣れていない方がレビューをする際などにやりやすそう)
- FigJam上で編集したデザインデータをまたFigmaにも持ち帰りが可能
- デザインデータとオンラインホワイトボードのデータを同じ場所で一元管理できる(デザインデータはあそこで、そもそもコンセプトを練ったのはあっちで…と散らからない)
- Figmaでチームライブラリに登録しているアイコンやコンポーネントなどもFigJam上で使える
- 有料アカウントの課金方法もFigmaと同じなので、使用アカウントの把握・管理がシンプルに楽
- (個人的感想ですが)Miroに比べて軽快にぬるぬる動くのでストレスフリー
などが挙げられます。
気になるお値段
冒頭にも述べた通り、現在はβ版をお試しできる期間なので、どなたでも無料で使用できます。
↓公式の説明(公式URL)
2022年からは引き続きフリープランと、編集者1名ごとの月15を支払うプランになるそうです。
まとめ
Figmaの料金体系も、小規模なプロジェクト(Professionalプランを導入しなくてもことたりるデザイン規模のプロジェクト)で尚且、共同編集者をそこまで増やさなくて良いビジネスサイクルの場合はどこまでもStarterプラン(無料プラン)でやっていけるので、そこと上手く組み合わせてFigma・FigJamをかけ合わせて活用する道筋を見出だせるととても良いのではないかな、と思います。
新しい素敵ツールとの出会いに少しでもお役に立てていましたら幸いです!
Isogai Yuuri / 礒谷 悠莉 / おまつ
株式会社Fusic/デザイナー