Top View


Author Yuhei Okazaki

Reactでテキストのオートリンクとemojiレンダリングを両立する方法

2021/06/21

やりたいこと

Reactコンポーネントにてテキストのオートリンクとemojiのレンダリングを両立させたいです。

GitHubを始め、世の中のtoDeveloper向けサービスだと大体実現されていると思います。

使用するnpm

以下の2つを使用しました。

問題点

オートリンクとemojiのレンダリングを両立させようとすると、以下の理由から一筋縄ではいかないことがわかります。

  1. react-emoji-rendertext というpropsに文字列を渡して絵文字をレンダリングするので、HTMLを渡すとエスケープされてしまい、リンクが無効になる
  2. linkifyjs は文字列を children として渡せるが、コンポーネントでラップされた文字列を渡しても機能しない

実際、この問題を指摘する issue が既に上がっているものの、Openのままで対処法等も記載されていない状況でした。

対処法

react-emoji-renderexport している toArray という関数を直接呼び出し、 <Linkify>children として渡します。

import React from 'react'
import Linkify from 'linkifyjs/react'
import { toArray } from 'react-emoji-render'

export const Text: React.FC = ({ children }) => {
  return (
    <>
      {typeof children === 'string' &&
        children.split('\n').map((s, i) => (
          <React.Fragment key={i}>
            {
              <Linkify
                tagName="span"
                options={{ className: 'text-yellow-400', target: '_blank' }}
              >
                {toArray(s, {})}
              </Linkify>
            }
            <br />
          </React.Fragment>
        ))}
    </>
  )
}

export default Text

まとめ

Reactを使っていてオートリンクとemojiのレンダリングを両立したくなったときにぜひお試しください。

Yuhei Okazaki

Yuhei Okazaki

Twitter X

2018年の年明けに組込み畑からやってきた、2児の父 兼 Webエンジニアです。 mockmockの開発・運用を担当しており、組込みエンジニア時代の経験を活かしてデバイスをプログラミングしたり、簡易的なIoTシステムを作ったりしています。主な開発言語はRuby、時々Go。