Funakoshi
pmconf2021発表内容の補足とかいろいろ_受託開発に強い会社が、新規プロダクトをリリースし、短期間で撤退判断に至った失敗談、赤裸々に全部話します。
2021/10/27
はじめに
2021.10.26に開催されたプロダクトマネジメントカンファレンス2021に私船越と安河内の2名で登壇しました。
受託開発に強い会社が、新規プロダクトをリリースし、短期間で撤退判断に至った失敗談、赤裸々に全部話します。
昨今の情勢を受け、「オンラインの学会・ポスターセッションツール」を開発・リリースしたものの、短期間で撤退する判断となりました。そこに学びがないわけではありませんが、もっと少ないリスクで判断することも可...
スライドは↓をご覧ください。
登壇の内容はスライドを観ていただければ概ねわかる感じになっていると思います。
当初伝えたい失敗談はもっと溢れていたのですが、メッセージを絞って以下の2点を伝えています。
- スピードは大事…、でもとにかく早く実装しろってことではない!
- 自社プロダクトは甘くない、だからこその必要な覚悟!
この記事では、時間の都合削った内容とか、参考になる書籍とか、補足とかつらつらとふわふわと書かせてもらいます。
pmconfと私
まだ、前段が続くんかい…という感じですが、少しだけ。 過去に 新米PM(プロダクトマネージャー)がサービス成長期に向けて奮闘した話 でも記載したのですが、pmconf初参加で衝撃を覚えたのが2019年。それから2年間いろいろとプロダクトマネジメントについて学んだり考えたりしてきました。しかしながら、実際の業務で上手に活用できているかというとNOの部分も多くあり、いろいろな失敗が起こっちゃうわけです。その辺が今回発表のテーマとなりました。
ビルドトラップ
発表スライドの中ではビルドトラップという話をしています。
「ビルドトラップ」という言葉は、プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届けるという書籍より引用した言葉です。(有名な書籍なので紹介するのも恐縮ですが…)
本来は、顧客に対して実際に届けられる価値「アウトカム」に注目するべきところですが、実際の価値ではなくリリースされた機能など「アウトプット」に注目してしまうことがよくあるよというのが書籍のメッセージで、これを「ビルドトラップ」と言っています。